3人官女ならぬ…

スキャンダル

膝の痛みが強くて仕事がはかどらない、
読書も眺めるだけの読書ならまだしも、じっくり読み込むような本が読めない。
足をまっすぐ伸ばして寝ようにも、膝が痛くて体を斜めにしないと寝付けない。
勢いキッチンのテーブルに持たれて、椅子に座ったまま
うたた寝をしてこの時間は毎度のことながら、
膝は痛くないが次は腰に来るような気がする。

3日本来ならば雛祭の日、火曜に「スキャンダル」を見たが、
いかにもアメリカらしい映画でモヤモヤした。
女性が3人、3人官女ならぬ面々。一見華やかな職場内では…。

アメリカが欧米だからレディファースト、何となく日本より女性上位の国という
根拠のないイメージがガラガラ崩れて、権力を持つ男の自分本位さ、
女性に対する権力行使は当たり前という構造、スカートはけだの足を出せだの、
理不尽な要求あれこれに唖然。

かつて、海外のニュースやファッションを見るたびにセクシャリティというか、
セックスアピールの強い服装や外見にうんざりしていたけれど、
上司の言いつけであって自己主張でも何でもなかったのだとしたら、
本当にTV画面の向こうにいる見知らぬ上司に向けてもヘーコラしていたことになる。

映画の最後、セクハラをした男性陣はクビになっても退職金が6500万ドル、
勝訴した女性陣への補償は5000万ドルというテロップにもため息。
そして、この内容を21世紀の今頃でないと出せないという現状にも。
でも、この映画の内容も昨今のコロナ旋風に消されて話題にもならない。

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