Festina Lente3

Festina Lente3(ゆっくりいそげ3)は現在進行形。(ゆっくりいそげ 続編)還暦を迎える年から再スタートした日記です。

義母、心臓手術を受ける

開胸手術10時間

心筋梗塞で倒れた義母は、発見が遅れた。
数日前からその兆候があったにもかかわらず、見逃された。
吐き気や頭痛を風邪だと思い、夜中に気分が悪くなった時も
朝まで様子見をすると我慢してしまい、朝になって義父は打ちっぱなしに出かけ
帰って来ると救急車を呼ばなくてはいけない羽目になった。
救命措置で心臓マッサージを受けて、病院に運ばれるまでに
心臓は2回も停まったそうだ。
夜中に運ばれていれば、ステント処置だけですぐに退院できただろうに。


普段元気な年寄りは、自分の健康を過信している。
スポーツばーちゃんなら猶更だ。80歳でも卓球選手。
我が両親のように、家に引きこもっている感の強い人たちではない。
それが仇になった。
世間様を気にして救急車も呼ばず、様子見と我慢をして
救急搬送や手術が手遅れになる人は女性に多いそうだ。


医師の間でも、当初は親戚を集めて云々だったのが、
持ち直したために、ぎりぎりのタイミングで手術となった。
医師間でも結構もめたらしい。
義父は義父で開胸手術に至ったのを当初、
心臓マッサージで心臓に穴が開いたのだと主張して譲らなかった。
そんなことがあるはずない。
ステントで処置するどころか、壊死した心臓に穴が開く、
とんでもなく面倒なことになっているのを理解してくれず、
体に傷をつけて苦しい思いをさせて危険な手術させるよりも、
このままでいい(死を待つだけ)と駄々をこねた。


そのすったもんだを乗り越えて、朝から夕方まで8時間に及ぶ手術、
何とか乗り切った義母。義父と家人と義弟はホッと一息。
あの、集中治療室でずっと処置され、眠って、これから2,3日が、
またまた勝負。ちゃんと、麻酔から目覚めてくれますように。