義母、心臓手術を受ける
開胸手術10時間
心筋梗塞で倒れた義母は、発見が遅れた。
数日前からその兆候があったにもかかわらず、見逃された。
吐き気や頭痛を風邪だと思い、夜中に気分が悪くなった時も
朝まで様子見をすると我慢してしまい、朝になって義父は打ちっぱなしに出かけ
帰って来ると救急車を呼ばなくてはいけない羽目になった。
救命措置で心臓マッサージを受けて、病院に運ばれるまでに
心臓は2回も停まったそうだ。
夜中に運ばれていれば、ステント処置だけですぐに退院できただろうに。
普段元気な年寄りは、自分の健康を過信している。
スポーツばーちゃんなら猶更だ。80歳でも卓球選手。
我が両親のように、家に引きこもっている感の強い人たちではない。
それが仇になった。
世間様を気にして救急車も呼ばず、様子見と我慢をして
救急搬送や手術が手遅れになる人は女性に多いそうだ。
医師の間でも、当初は親戚を集めて云々だったのが、
持ち直したために、ぎりぎりのタイミングで手術となった。
医師間でも結構もめたらしい。
義父は義父で開胸手術に至ったのを当初、
心臓マッサージで心臓に穴が開いたのだと主張して譲らなかった。
そんなことがあるはずない。
ステントで処置するどころか、壊死した心臓に穴が開く、
とんでもなく面倒なことになっているのを理解してくれず、
体に傷をつけて苦しい思いをさせて危険な手術させるよりも、
このままでいい(死を待つだけ)と駄々をこねた。
そのすったもんだを乗り越えて、朝から夕方まで8時間に及ぶ手術、
何とか乗り切った義母。義父と家人と義弟はホッと一息。
あの、集中治療室でずっと処置され、眠って、これから2,3日が、
またまた勝負。ちゃんと、麻酔から目覚めてくれますように。